~開催の想い~
平和への希求と文化の祭典
今から1000年の昔、
スイス北東部に築かれたハービヒツブルク城にハプスブルク家の歴史は始まります。
13世紀初頭、地方の一族にすぎなかったハプスブルク伯ルドルフが
神聖ローマ帝国皇帝となって以来、ハプスブルク家は繁栄と葛藤の中で
争いや政略結婚を繰り返しつつ、音楽を愛し、アートを庇護し、
人生に喜びをもたらす芸術を育んでいったのです。
過酷な運命に立ち向かった王たち。その歯車に翻弄された王妃や皇太子たち。
彼らもまた平和を希求し、人生の喜びを見出そうとしたに違いありません。
人類の宝石とも言える芸術を育てた彼らに感謝し、
彼らが追い求めたであろう平和を希求しながら、この講演会&コンサートを開催いたします。
ハプスブルク家が成し得た政治的な、そして科学的な偉業。文化芸術における功績。
その数々の珠玉のストーリーを、ハプスブルク大公自らのお言葉でお話しいただきます。

<第一部講演 議演者>
ゲーザ・フォン・ハプスブルク⼤公
Archduke Dr.Geza von
Habsburg
ハンガリー系ハプスブルク=ロートリンゲン家の一族であり、
オーストリア最後の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と皇妃エリザベートの直系の曾孫。
美術史学者(博士)でもあり、ロシア・ロマノフ王朝が所蔵した
インペリアルイースターエッグ(ファベルジェ)の世界的権威。
1965年 スイスのフリブール大学にて博士号を取得。
1966年 世界的に有名なオークションハウスであるクリスティーズに入社。
1980年 同ヨーロッパ事業会長に就任する。
ニューヨーク・インテリアデザイン大学で准教授、メトロポリタン美術館講師などを歴任。
七か国語を自由に操り、世界中で講演を重ねている。

